スカーフパルシェン


パルシェン@スカーフ
確定:氷柱張り
有力候補:礫/寝言/ロックブラスト/ハイドロポンプ/毒菱
陽気AS

うわぁ型考察とかないの?ないです
パルシェンやスカーフの強さを述べる場ではないので、スカーフパルシェンの強さについて論じることにします。
スカーフパルシェンは強力なポケモンです。

<相手の行動の制限>
まず、パルシェンは「殻を破る」を考慮すると後出しから受けられるポケモンが限られ、それゆえ多くのポケモンが突っ張らざるを得ない場面が多く、スカーフが光りやすいポケモンであります。例えばハッサムメタグロスたちも破りドロポンを考慮すると、安定な後出しとは言いがたいですね。それなら誰かで突っ張って、襷を削り後発の先制技で落とそうと思うのが自然ですし、実際も多くの場合、そうするのが有効でもあります。その「甘えた行動」を許さないのがスカーフパルシェン、となるわけです。
ただ中には、スカーフパルシェンだったら後発の起点にすればよい、とちゃんと考えてる人もいるので「甘えてる」と言えない場合も多いです。

<奇襲性>
元々スカーフというアイテムは奇襲性が大事です。なので襷などで止められる、というのは非常に悲しいわけですが、このポケモンに関しては連続技のおかげで、あまり心配しなくていいのです。
あとはスカーフパルシェンの少なさうんぬんによる読みにくさうんぬん。
代表的な例として、襷ボルトロスが平気で突っ張って「見えない襷」を削るためにボルチェンをしたりします。

<気になるスカーフマンムーとの違い>
氷柱針の期待値→パルシェン125、マンムー75
高数値により相手の突っ張られやすいパルシェン、後出しされちゃうのがマンムー
電気が抜群なのがパルシェン、無効なのがマンムー
正直スカーフマンムーはあんまり評価できていないので魅力を教えてください。

<その他>
キノガッサ対策になったり
あとあれ、防御が高いよ、うん


ただの地雷、と言い切るのは簡単です。が、明確な採用理由を持ち、立派な構築を作り上げている例も存在します。なので、私はあまり無視できない存在だと認識しています。

課題は主に高耐久の水や、鋼全般(特にハッサムには後出し→蜻蛉の動きで厳しい)です。多くは構築単位で汎用性ある対策や、選出誘導したりしているようです。
それでは、スカーフパルシェン入りの構築をいくつか紹介しましょう。

<構築例>

1.スカパル+雨
http://sakuyath.blog31.fc2.com/blog-entry-22.html
起源はおそらく上記URLのもの。
ハッサムへ脱出雨の動きをすることで明確な解答になっています。スイクンに対しても眼鏡グドラや、ニョロトノの毒々や滅びの歌で最悪ゴリ押しは効くようにはなっています。
脱出雨からの視点で見てもカイリューボルトロス(特に襷ボルト)、ラティオスなどにパルシェンが対面で強く、退きづらいのも加えて、これらのポケモンを処理できるので、相性が良い。
電気の一貫性が多少課題に見えますが、ポケモン対戦の基本である、「上から殴ること」が出来ていて、電気タイプが水、氷を半減できないので思ったほど気になりません。水ロトムジバコイルは厳しめですが。
似た構築でスカーフカイリュー+雨や、スカーフユキノオー+雨が見られますが、基本的には同じ理論から成り立ってるでしょう。

2.スカパル+受けループ
スカーフパルシェンからの視点だと、一つには拘りによる起点を、後発の安定する後出しによって回避させる、といった意味を持ちます。
受けループ側から見ると、単純に打点を補ったり、砂ガブや悪巧みボルトへの解答となったりします。
今のところ一番有名なのは下記のものでしょうか。ブログによると、パルシェンガブリアスが軸みたいなので、パルシェン+受けループとは若干違いますが、まあいいでしょう。
http://kuitan9.blog110.fc2.com/blog-entry-278.html
鋼、耐久水共にガブリアスの圧倒的パワーで押し切って対策できているようです。

3.スカパル+晴れ
起源主張しまーーーーーーーーーーwwwwwwwwww
http://d.hatena.ne.jp/rei-zouko/20121206/1354805944
まあ、スカパル+受けループに分類されちゃうけど