カバドリ


カバドリの最大の問題点は、カバドリが強力すぎてカバドリに依存しすぎていることだと思います。カバドリを選出しなかったときのボルトロスウルガモスなどへの弱さが気になりました。個人的に、カバドリを無理にでも出せるカバドリは強く、拓を作るようなカバドリはさほど強くない、と思ってます。
もう一点はメタが進みすぎていること。誰もが構築を組む際には立ち回り単位で対策するようになるほどメタが進んでいる構築です。よって、既存の形から少し外すことを意識しました。
メタを外すといっても、単に地雷を入れただけでは勝率が下がるだけで何の意味が無いです。相手目線で「カバドリを対策すると他に薄くなる」ようにしなければなりません。なので他の面子は一匹一匹が強力な勝ち筋と成り得るようなポケモンで構成しました。
長くなりましたが解説へ。

1.カバルドン@襷 地震吹き飛ばしステロ欠伸
腕白HB Sは最遅ユキノオーに抜かされるよう57
マンムーガッサブシンの前で長居したいのでHB、ニョロトノスイクンのドロポンおよびジュエルオバヒ流星群を耐えるよう襷。初手に置く以上、急所という事故をなくせる襷は優秀。ちなみに起源は俺ではありません。

2.ドリュウズ@地面ジュエル 地震/ヘッド/身代わり/剣舞
陽気AS
ミラーきついので陽気。身代わりは主に水ポケに対して使い、削りながらドロポン外し期待。ジュエルはやはり水ポケモンへの打点確保のため。この型にして考えられる最大の問題点であるボルトロスも、気合玉搭載なら身代わりで外れ期待、馬鹿力ならヘッドで突破という風に、身代わり併用でなんとかなります。
ギャラドスエアームドカイリューに対し弱くなってしまうので、正直雪崩でもいい気はします。ただ、最近は身代わりを忘れた立ち回りが多いので、メタを外すという意味での勝率上昇も考慮に入れて無理矢理身代わりを入れました。

3.ボーマンダ@スカーフ 逆鱗/流星群/大文字/燕返し
陽気AS 威嚇
簡単な勝ち筋となりうるスカーフ竜の採用。数値の高いガブリアスがベストなのですが、水、格闘の一貫性を多少柔らかくするためにボーマンダにしました。過剰はスカーフ、威嚇は眼鏡という風潮を利用して、ラティオスボルトロスが居座るように威嚇での採用。控えめスカーフ霊獣ボルトと汎用性意識の陽気。流星群は撃ち逃げ兼偶発対面のパルシェン用。ラティオスでも証明されてることですが、受けてくる鋼を起点にできるドリュウズとの相性は良好ですね。

4.ウルガモス@ラム 大文字/ギガドレ/めざ氷/蝶の舞
臆病CS
対霰。ノオーガブの意地っ張りスカガブに勝つために臆病。水を誘うのでギガドレ。

5.霊獣ボルトロス@珠 雷/めざ氷/気合玉/高速移動
臆病CS
対雨。カバルドンの襷欠伸はこれのためなので外せません。マンムーナットレイがいる雨に対して馬鹿力の採用は有り得ません。

6.パルシェン@王者 氷柱/礫/ロックブラスト/殻破る
意地っ張りA極振りS101残りH
対受けループ。特殊を起点にするウルガモスと呼応して物理を起点にできるパルシェン。ここまで先制技がないので気持ちだけでもと思い礫の採用。持たせる持ち物がないので最強アイテムと名高い王者の印。地味に勝率向上に貢献してると思います。物理を起点にできるのと、鉢巻ハッサム意識でHに少々降っています
ちなみにここはギャラドス@残飯 にすれば水耐性格闘耐性が上がるのでその方がいいかもしれません。ただ、先制技耐性はなくなりますし、単純な性能は下がり、受けループに対して弱くなることは考慮に入れなければなりません。

現状で最も甘えてるのはパルシェン