先制技

<先制技の価値の低下>
前作BWでは先制技の価値が高く、対面構築では先制技が4つも採用されていたほどです。しかし、六世代に入ってから先制技の数は減りました。原因は主に以下だと考えています。

1.メガ進化の登場=高種族値化=先制技の火力では物足りない
2.圧倒的スピードを持つ先制技、疾風の翼ブレバ=先制技が届かない
3.天候アタッカーの価値低下=先制技が不要に

とは言っても先制技は相変わらず強力だと思いますが。

<先制技のタイプの変移>
前作で主流だった先制技はマッハパンチバレットパンチ、氷の礫、神速の4つでした。これのため、鋼や炎、水タイプは先制技に強いということが言われていました。
今作では様変わりしていて、どのタイプの技も近い頻度で繰り出されています。

疾風の翼ブレバ→ファイアロー(多い。最も重要)
不意打ち→ガルーラ、クチート(多い)
影打ち→ギルガルドギルガルドが多い)
バレットパンチハッサムルカリオ(やや多め)
神速、電光石火、猫騙し、フェイント→カイリュールカリオハッサム、ガルーラ(やや多め)
マッハパンチ、真空波→キノガッサローブシンルカリオ(前作よりは減った、普通)
アクアジェット、水手裏剣→マリルリゲッコウガ(少なめ)
氷の礫→マンムーパルシェン(少なめ)

多いのは飛行、悪、霊、鋼、ノーマルになっています。
よって今作では悪、電気、鋼、岩が先制技に強い、と言われています。
特にバンギラスはこの5タイプの内4つに耐性を持っているので、今作では先制技に弱くない部類です。前作BWではバンギラスは先制技に弱いと言われていたので、この変化には驚きですね。現在、竜舞メガバンギラスの評価が高めですがこれが一因だと考えています。