行動回数について

箇条書き

1.自分と相手にはそれぞれ行動回数がある。基本的に一ターン一回であるが、相手のポケモンを先制して倒した場合は、相手の行動回数が0になる。先制して倒された側はそのターンに行動ができない。元々ポケモンの一回の対戦は全体としてそこまでターン数が多いわけではなく、この損失は予想以上に大きいものである。
(仮にポケモンが一回の対戦に80ターンだとかかかる場合には、この一ターンのロスは大きなものではなくなる。一回の対戦が長い金銀時代にはこの傾向があったであろう)
逆に、先制したポケモンが受けられ倒されても、行動回数自体は変わらないため、大きな損失とはなりづらい。
例として、ラティオスの眼鏡流星群で対面しているブルンゲルに受けられ、眼鏡シャドーボールを撃たれて死んでも、先制したラティオス側は行動回数を確保できているので、そこまで大きな損失にはならない。

2.ポケモンは攻守のバランスを考えると、強力な威力の技、弱点、急所、強力な火力強化アイテム等を考慮すると、基本的に攻撃側優位の対戦ゲームである。例えばラティオスの眼鏡流星群でほとんどのポケモンが即死あるいは大ダメージを受ける。このように攻撃側が優位であるのに加え、1より先制で倒すことができれば、相手に多大な損失を与えることが可能となる。そうでなくとも1割の確率で行動回数が減る技(冷凍B)や先制されていれば確実に行動回数が減らされる技(キノコの胞子)等の強力な技が多く存在しているため、なるべく相手には先制して行動したい。先制される側は常に相手の行動を深く深く考慮しなければならないが、先制する側は相手をどう崩すかのみを考慮するだけでよい。

3.交代をするとそれによって行動回数が一回分消費される。交代によって戦況が良くなる場面は多いが、行動回数を一回分消費した上での行動だということは自覚しなければならない。

4.交代での受けには「上からの受け」と「下からの受け」がある。上下とうのは素早さの意味である。例えばゴウカザルラティオスで受けるのは上からの受けである。下からの受けは、相手に最大で二回の行動回数を与えてしまう上に、対面では有利な技が一回打てる。上からの受けの場合、考慮するのは交代読みの攻撃だけでよい。
例:相手のボルトロスに対して下からの受けである鉢巻バンギラスは、交代際に撃たれる技に加え格闘技を打たれてしまう。上からの受けであるスカーフバンギラスは交代際に撃たれる技さえ考慮しておけばよい。
受けといえども、可能ならば先制したい。攻撃は最大の防御なり、である。

5.先制技は威力が低く、本来なら打つ意味が無いが、相手に先制して放てる技である。基本的には相手を先制して倒して行動回数を0にする、もしくは相手に倒され行動回数を0にされる前に放ち、行動回数を確保する技である。

以上のことから、相手に行動回数で差を付けたい場合は先制して高火力で殴ればよい、ということになります。上の話は行動回数にだけ注目しており、その一回の行動の質については議論していないことに注意して下さい。


読み物ってこんな感じ?